Veolia Water(2018年3月~5月の主な動向)

Veolia Water(2018年3月~5月の主な動向)

年月日 トピックス

2018年4月4日

Veolia Water Technologies、西オーストラリア有数のリチウム鉱山の水処理プラント契約を受注したことを発表。顧客は、リチウム鉱山開発を行うTalison Lithium社であり、ACTIFLOやCeraMem、EVALEDといったVeoliaが持つコア技術が利用される。2019年稼働開始予定。

4月12日

Veolia Water Technologies、Severn Trent Waterから英バーミンガムの浄水場の改修工事を受注。100年以上に渡って運転されている同浄水場の既存の浮上分離装置では、緊急時対応や水質管理の観点から困難に直面。10ヶ月間における試験運転を経て、原水の水質変化への対応力に優れたVeolia のActiflo技術の採用が決定した。

4月19日

Veoliaが参画するコンソーシアム、オマーン国営電力・水公社から逆浸透膜(RO)式海水淡水化プラントプロジェクトを受注。2020年には日量9万5000トンが造水され、20年間にわたってオマーンのドファール特別行政区に供給される予定。

4月25日

Veolia Water Technologies、木材やパルプ等を生産する林産物企業のCelulosa Araucoからパルプ工場の晶析設備を受注。集塵機の灰から硫酸ナトリウムを回収するプロセスにおいて、回収率への影響を最小化しつつ、塩化物とカリウムを高効率で除去するVeoliaのHPD技術が、Celulosa Arauco社のチリのValdivia Millにて利用される。

4月25日

Veolia Water Technologies、南アフリカの公営Bambisana病院に遠隔地用水処理施設を提供。維持管理が容易な簡易設置型プラントによって同病院に飲料水を供給するとともに、再利用のために下水を処理。

5月7日

Veolia Water Technologies、台湾のパルプ生産企業Chung Hwa社から、Hualien Millの設備増強のために蒸発装置を設計。蒸気消費の最適化を進めるとともに、既存装置のオーバーロードを防ぐために、既存の装置を改造。

5月17日

Veolia、国際入札においてSuezとともにバングラデシュの首都ダッカにおける浄水場の設計、建設、運転契約を受注。受注額は、総額2億7500万ユーロ(約350億円)。世界保健機関(WHO)の基準に適合する日量50万立米の浄水が、430万人のダッカ市民に供給される予定。なお、同施設は、洪水や地震が多い同国の事情を考慮した設計となっている。

出所:Veolia HPおよびその他資料を基に作成