GEは、2009年5月19日のプレスリリースで、GE Water & Process Technologiesとスペインの水道会社であるAigües Ter-Llobregat(ATLL)が、バルセロナ近郊にて世界最大規模で最先端技術を駆使した河川水脱塩プラントの稼動を開始したと発表した。
Llobregat川から取水した水を、清潔で安全なものにしてバルセロナを含むカタルーニャ地方に供給するため、同プラントでは、GEの高度な極性転換型電気透析(EDR)技術が採用されている。
カタルーニャ地方は、2008年2月、極めて深刻な干ばつに見舞われた。ヨーロッパの中でも特に乾燥している地域に属するスペインは、塩分を含む河川の水を脱塩して利用する長期的な手段を手に入れることになった。
ATLLによって運営されるEDRプラントの日産能力は、22万立方メートルである。同プラントはATLLが所有する既存のプラントと併用されることになる。プレスリリースによると、カタルーニャ地方の需要や水質基準を満たす上で都合がよく、またコスト面でも優れていることから、EDRプラントから製造された水は、既存のプラントで製造された水と混合されるという。
〔参考サイト〕
GEのプレスリリース
http://www.genewscenter.com/content/detail.asp?ReleaseID=6827&NewsAreaID=27&HUserID=878,779,892,855,776,864,881,845,765,674,677,767,684,762,718,674,708,683,706,718,674