GDF SUEZは、2009年10月20日、同社が丸紅およびアブダビ水・電力庁(ADWEA:Abu Dhabi Water and Electricity Authority)と共同で手がけているShuweihat S2独立系水・電力供給プロジェクト(IWPP:Independent Water and Power Project)のために、20億ドル以上の資金を調達したことをプレスリリースにて発表した。
同プロジェクトの事業会社には、GDF SUEZが20%、丸紅が20%、ADWEAが60%を出資している。同事業会社は、日本の国際協力銀行(JBIC)と東京三菱UFJ銀行やみずほ銀行、三井住友銀行、BNP Paribas、Calyon、HSBCなどが参加する民間銀行団体から融資を受ける契約を交わしている。
Shuweihat S2プロジェクトの発電所では、天然ガスが利用され、1日当たり1500MWの電力を供給する。また、同プロジェクトの水供給量は、1日当たり45万4610m3となる予定である。同プロジェクトが供給する電力と水は、25年間にわたってアブダビ水・電力会社(ADWEC:Abu Dhabi Water and Electricity Company)が購入する。
GDF SUEZは、中東地域で積極的に事業を展開しており、UAE市場には2000年から進出している。