SAFEGE社(SUEZ ENVIRONNEMENT)、ポーランドの環境エンジニアリング会社を買収――同国でのプレゼンスの強化

SUEZ ENVIRONNEMENT傘下のSAFEGE社は、2010年4月7日、CONSEKO-BBM社(ポーランド、クラクフ)の資本の100%を取得したことを、プレスリリースにて明らかにした。CONSEKO-BBM社は、上水および下水処理、環境、固体廃棄物管理等に携わるエンジニアリング会社である。同社で働く従業員数は約20名であり、売上は約100万ユーロ(約1億2500万円)である。この買収により、SAFEGE社はヨーロッパ市場における地位をより強固なものにすると共に、ポーランドにおけるプレゼンスを高めることになる。また、中央ヨーロッパにおける重要な経済地域であるシレシア地方(Silesia:ポーランド南西部からチェコ北東部あたりの地域)での耐久力も増すことになる。

CONSEKO-BBM社が行っている事業は、ヨーロッパの公共インフラ事業における助成金申請のための準備作業や技術面でのフィージビリティ・スタディ、環境影響評価、インフラ設計などである。2010年2月、同社は、バルト海に面するポーランド最大の港湾都市“グダニスク市(Gdansk)”と廃棄物管理プロジェクトへの公的融資の申請準備に関する30万ユーロ(約3750万円)の役務契約を締結している。

この買収により、SAFEGE社は、廃棄物部門や都市インフラの詳細設計事業および設計検討業務を拡大させることになる。

1200人のスタッフを抱えるSAFEGE社は、SUEZ ENVIRONNEMENTの子会社であり、世界100ヶ国以上でコンサルティング・エンジニアリング事業を展開している。同社の2008年の売上は、7300万ユーロ(約91億2500万円)である。

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