ニュージーランドが初めてGEのMBRシステムを導入

2010年10月5日、ニュージーランドで廃水処理に関する環境基準が厳しくなったのに合わせて廃水処理プラントの設備更新を行うことになったRotorua地区自治体が、微生物を除去することができるGE(ゼネラル・エレクトリック)の最新の膜バイオリアクター(MBR)技術を導入することになったと発表した。これが実現すれば、ニュージーランドでは最大のMBRプラントとなり、GEのMBR技術がニュージーランドに導入されるのも初めてのことになる。

GEが納入するMBRろ過システムはZeeWeed 500d限外ろ過(UF)装置を使用するものであり、2011年6月までに完成することになっている。このMBRシステムが稼働すれば、プラントの処理容量は増加の一途をたどっているRotorua自治体の廃水処理ニーズを満たせる(約7万人の人口に対応できる)程度まで増強され、厳しくなる国の廃水基準にも、清澄装置や処理タンクなどのコストのかかる設備を追加しなくても対応できるようになる。

Rotorua地区自治体は、このMBRシステムを導入することにより、廃水処理プラントの排水中に含まれる糞便性大腸菌(有害な細菌の一種)の濃度を大幅に減らすことができると見られている。GEはRotorua地区自治体で土木工事を担当しているHYDRUS Engineering Consultants、それに土木工事会社のAWT New Zealand Ltd.と密接に協力してこの最新の設備をニュージーランドに納入することになっている。

「この設備更新により、プラントは既存のインフラを最大限に利用して工事費を極力抑えながら、処理容量を増強して、最新の環境廃水基準もクリアすることができる。GEの設備を選んだのは、同社が世界中の廃水処理プロジェクトで幅広い経験を積み、その技術力の高さを実証し、数多くの実績をあげてきているからである」Rotorua地区自治体のGreg Manzanoはそう語っている。

GEのZeeWeed膜技術は、20年以上前から世界中の廃水処理や水の再利用のプロジェクトに導入されてきて、その効果を実証済みである。ZeeWeed UF膜を利用したGEのMBRシステムは、世界で最も広く導入されているシステムであり、再利用する水の水質も世界最高と言われている。現在、世界中で稼働中、もしくは設計段階、あるいは建設中のGEのZeeWeed 500 MBRプラントは600基を超えており、小規模なものからきわめて大規模のものまで、都市や工場の廃水処理プラントに幅広く導入されている。

「今回のプロジェクトは、わが社としてはニュージーランドで初めてのものであり、わが社の廃水処理技術に新たな歴史を刻むものになる。わが社は2009年3月からRotorua地区自治体と協力して、この町特有の廃水ニーズに合致した最善の技術ソリューションの開発に取り組んできた」GE Power & Waterで水処理設備を担当する副社長のJeff Connellyはそう語っている。

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