GEの最先端の淡水化技術が、バハマの水不足の地域で使われ、水資源の節約、造水能力の拡大、きれいな飲料水へのアクセスの改善に役立っている。
バハマのエルーセラ島南部のTarpum Bayの住民は、かん水などによる水質の悪さに長年にわたって悩まされてきた。GEは、ここに新設された浄水プラントに逆浸透法海水淡水化(SWRO)技術――SeaTECH 84 SWROシステム――を提供した。この浄水プラントは現在、日量20万英ガロン(約91万リットル)の造水能力がある。
これについてバハマ上下水道公社のPhilip J. Beneby副総裁はこう述べている。「Tarpum Bay/Rock Sound地方に逆浸透淡水化プラントができたことは、高い塩分濃度による水質の問題に長年悩まされてきたエルーセラ島南部の住民にとって、きわめて重要なできごとだ。GEの水技術により、われわれはこのコミュニティに提供する水の質を大幅に改善することができた」
この淡水化プラントが営業運転をはじめたのは2011年6月だが、正式のオープン祝賀式典は同年11月11日におこなわれた。式典には、Hubert A. Ingraham首相、Earl Deveaux環境大臣、およびPhenton Neymour環境担当閣外大臣のほか、Alvin Smith下院議長、地方政府の要人ら、Glen Laville上下水道公社総裁、Philip Beneby同副総裁などが出席した。
GEの淡水化技術について、GE Power & WaterのJeff Connellyエンジニアード・システムおよび水・プロセス技術担当副社長はこう述べている。「淡水の不足は生活水準低下の原因となる。水をおもに海から得ている地方では、逆浸透膜を使った淡水化技術による海水の淡水化が、新たな水供給能力を生み出すための実行可能な選択肢となる。GEの最先端技術を使うことにより、かん水からミネラルや塩分を取り除き、以前は利用できなかった水を純度の高い飲料水、灌漑水、産業用水に変えることができる」
Tarpum Bay/Rock Sound地方逆浸透淡水化プラントが運転を開始したことで、エルーセラ島でGEが技術を提供している浄水施設はこれで3施設となった。