インド・ニューデリーにおける水供給契約を12年間、7500万ユーロで締結

インドの首都ニューデリーにおける水管理を管轄するDJB(Delhi Jal Board)が2012年11月9日、スエズ・エンバイロメント(74%)とSPML Infra Ltd. (26%)のコンソーシアムと、ニューデリーのMalviya Nagar地区への水インフラの向上および水供給に関する契約を締結した。契約金額は7500万ユーロ(約80億円)で今後12年間にわたり、約4万人への給水サービスや、排水管の更新(100km)や、延長(26km)を実施する。同プロジェクトは2012年12月後半より開始される。

スエズの最高経営責任者であるJean Louis Chaussage氏は次のように語る。「DJBがニューデリーにおける最初の給水サービス契約を許可したという我々に対する信頼をとてもうれしく思う。この契約はインドにおける官民パートナーシップの進展において大きな一歩となる契約である。都市人口の増加、飲料水ニーズの必要性から、インド政府や自治体は、水セクターをより自由化したいと考えている。我々は、アルジェにおいて4年にわたり提供してきた年中無休の給水サービスや、子会社のデグレモンを通じたインドにおける浄水、廃水処理プラントの運営実績が大いに役立つだろう」。

同契約によって期待される効果

  • 現状1日あたり3~8時間に限定されている給水時間を、年中無休へ向上。
  • コールセンターの設置、課金システムの完備、目標達成度や顧客からの要望、意見をより効率的に反映するための代理店を設置。
  • 水道ネットワークを向上させ、77%の漏水率を15%まで低減する。
  • すべての水道メーターを交換する。
  • 最初の2年間で5万人が水にアクセスできるようにする。

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