ドイツGWP、世界初の国際水サミットへの参加を国内水関連企業に呼びかけ

ドイツのジャーマンウォーターパートナーシップ(GWP)が、2013年1月15~17日にアラブ首長国連邦で開かれる世界初の国際水サミット(International Water Summit)への参加をドイツの水関連企業団体に呼びかけている。GWPは、シンガポール水道協会とともに、サミットのパビリオンパートナーを務め、実質的な主催者である(以下のリンクに、国際水サミットの公式サイト。ここからサミット参加を申し込める)。
http://iwsabudhabi.com/portal/home.aspx

「アラブにとって、水は石油より重要だ」と宣言するムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン・アブダビ首長国皇太子がホストを務める。世界未来エネルギーサミット(World Future Energy Summit)も同時開催し、水とエネルギーの結合をめざす。中東と北アフリカ地域は世界で最も深刻な渇水地域であり、世界人口の6.3%を占めながら、世界の再生可能な淡水の1.4%しか享受できないという。

サミット概要書には、「乾燥地帯向けの持続可能な水供給のソリューションの開発を促進するため、政界、産業界、学界のグローバルな水コミュニティから、ハイレベルのリーダーに集まってもらう。そうすることで、世界の政治家、水の専門家、官民のリーダーとネットワークを築く、またとないチャンスを参加者に提供したい。国際水サミットは、そのためのグローバルで主要な新しいプラットフォームである」と述べられている。

サミットはビジネスリーダー向けであり、会議と展示会の2種類からなる。世界の水産業界から5000名のリーダーの参加を見込んでおり、また世界15カ国超から150点の展示物が出品される予定である。プログラムの骨子は次のとおりである。

1月15日――グローバルリーダーサミット
メインテーマ:水とエネルギーの結合に命を吹き込む
メインスピーカー:国家元首、首相、王族

1月15日――閣僚級パネル
メインテーマ:持続可能なエネルギーと水への投資機会
メインスピーカー:閣僚、NGO等

1月16、17日――水専門家による会議(ビジネスとテクノロジー)
メインテーマ:乾燥地域に水を供給する持続可能性の促進(議論から行動へ)
メインスピーカー:企業CEO、専門家、学者

1月15~17日――国際展示会
メインテーマ:自治体、産業、農業向けの水技術とサービス

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