バングラデシュ、45の自治体を対象とした総額26億タカの水道水供給プロジェクトが承認される

バングラデシュ国家経済評議会執行委員会(ECNEC)は、国内の45の自治体を対象とした、水道管を介した飲料水供給プロジェクト(以下、本プロジェクト)を承認した。“Environmental Sanitation and Water Supply with Piped Network in Thana Sadar and Growth Center Pourasabhas”と名付けられた本プロジェクトは、対象となった45の自治体に住む全ての市民に飲み水を提供することを目的としている。総額26億タカ(約28億6000万円)にものぼる本プロジェクトは、バングラデシュの首相兼ECNECの議長であるSheikh Hasina氏の立合いのもと承認された。

本プロジェクトのもとで、公衆衛生工学局(DPHE)は240の試掘用の井戸、120の本格取水用の井戸、120のポンプ室および27の水処理プラントを建設する予定である。さらに、全長755kmものパイプラインの建設、住宅14,420戸のパイプラインへの接続、155のトイレの建造、これらも本プロジェクトの一部としてDPHEは実施する。プロジェクトの実施期間は2013年7月から2015年6月までとなる予定である。本プロジェクトの実施により、水が原因となる病気や下痢を患う人が減少することを、ECNECは期待している。

また、本プロジェクトとは別に、総額120億タカ(約132億円)の6つの開発計画についてもECNECで承認された。

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