ブラジルのリオグランデ州水道公社、2018年までに上下水道インフラに44億レアル投資予定

ブラジルのリオグランデ州の上下水道公社Corsan*1は、2018年までに44億レアル(約2010億円)を上下水整備に投資すると発表した。これは、48年前の設立以後初めての大型投資となる。資金は、政府の成長促進プログラム(PAC)及びCorsanの資金から拠出される。

投資の大部分(39億レアル、約1782億円)は、下水道工事及びグアイバ地方の水域管理に充てられる。これらの工事及び、グラバタイ川、グアイバ川、シノス川の浄化が完了すれば、州都であるポートアレグレ市地区の下水処理率は70-80%となる。Corsanは、グラバタイ川とシノス川流域の9つの市町村の下水工事の為の、2.8億レアル(約128億円)分の入札を開始した。

尚成長促進プログラムは、経済成長の為のインフラ、住宅、医療・教育施設整備を目的として2007年に開始したもので、2013年12月末現在で、2011-2014年に予定しているプロジェクトの82.3%が実施されている。水インフラ部門の2013年までの実績は、以下の通りとなっている。

 

下水道整備プロジェクト

契約済みプロジェクト
2007-2009年: 250億レアル
2011-2014年: 159億レアル

選抜済みプロジェクト
2007-2008年: 164億レアル(26州の人口5万人以上の482市町村)/98%開始済み、71%実施中
2009年:   30億レアル(20州の人口5万人以上の180市町村)
2007-2009年: 17億レアル(27州の人口5万人以下の1508市町村)/88%実施中

 

上水道プロジェクト

契約済みプロジェクト
2007-2014年: 159億レアル

選択済みプロジェクト
2007-2008年: 58億レアル(26州の人口5万人以上の354市町村/72%終了
2009年:   15億レアル(18州の人口5万人以上の61市町村
2007-2009年: 11億レアル(26州の人口5万人以下の1244市町村)/88%実施中

 

*1 リオグランデ州の3分の2に相当する人口700万をカバーする水道公社。浄水に必要な硫酸カリウムアルミニウムを製造する化学工業会社CIELを子会社に持つ。

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