米環境保護庁(EPA)は2015年12月1日、ニューイングランド6州――コネティカット、ニューハンプシャー、ヴァーモント、マサチューセッツ、メイン、およびロードアイランド――の下水処理プラントおよび上水道システムの改善、ならびに老朽化したインフラの建て替えや取り替えのために、これら6州に合計1億6580万ドル(約203億円)の低利融資をおこなったことを明らかにした。この融資は、各州の州水質浄化整備リボルビング基金(CWSRF)プログラム、および州上水道整備リボルビング基金(DWSRF)プログラムを通じて実行された。
各州に対する低利融資の内訳は以下のとおりである。
表 ニューイングランド6州への上下水道インフラ改善のためのEPAの低利融資(単位:百万ドル)
州 | CWSRF プログラム |
DWSRF プログラム |
計 |
---|---|---|---|
コネティカット | 17.1 | 8.9 | 26.0 |
ニューハンプシャー | 13.9 | 8.8 | 22.7 |
ヴァーモント | 6.8 | 8.8 | 15.6 |
マサチューセッツ | 47.4 | 16.3 | 63.7 |
メイン | 10.8 | 8.8 | 19.6 |
ロードアイランド | 9.4 | 8.8 | 18.2 |
計 | 105.4 | 60.4 | 165.8 |
これら各州では、今後、コミュニティの発展や気候パターンの変化にともなって、水インフラのニーズがますます増大することが予想されている。