Veolia Water(2017年9月~11月の主な動向)
年月日 | トピックス |
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2017年9月18日 | 仏国パリ都市圏衛生局(SIAAP:Greater Paris Sanitation Authority)は、パリ都市圏に位置するValenton排水処理施設の運用・保守契約をVeoliaと締結した。両社は第三セクターとして、2018年4月1日から12年間に亘り同施設の運用・保守を行う。契約額は約4億ユーロ。3Dデジタルモデリング技術などの最新技術等を活用し地理位置情報を導入することで、効率的な運用・保守・スケジュール管理などを行う。 |
10月9日 | 仏国ルマン都市圏局(Le Mans Métropole)は、La Chauvinière排水処理施設の建設・運用契約を、Veolia子会社CFSPと締結した。契約総額は約6000万ユーロに上る(建設コスト:1638万ユーロ、運用コスト(9年間):4350万ユーロ)。同施設には嫌気性消化装置が導入され、排水から発生するバイオメタンを利用して発電を行う。嫌気性消化装置は2018年に着工され、2020年末に試運転を行う予定。 |
10月11日 | Veolia子会社Veolia Water North America Operating Servicesは、下水汚泥の管理・破棄に向けて、石油・ガス事業者Antero Resourcesとの契約締結を発表した。同社は、Antero Resourcesが米国ウエストバージニア州ペンスボロ近郊に位置するClearwater排水処理施設にて発生する下水汚泥を積荷、梱包、輸送、破棄するといった一連の処理サービスを提供する。最大10年間の契約期間で契約額は7000万ドルに上る。Veoliaは保有する専門性や関連技術を生かし、排水処理施設から発生する下水汚泥を適切に廃棄する。 |
10月16日 | Veolia子会社OTV Exploitationは、仏国北部に位置するOvilléo, Marquette-lez-Lille排水処理施設の運用契約を、Métropole Européenne de Lille (MEL)と締結した。同施設は仏国北部地域の排水処理施設として最大規模を誇り、62万人に対して排水処理サービスを供給できる処理能力を有する。運用契約期間は5年間で契約額は約4000万ユーロに上る。 |
10月30日 | Veolia子会社OTV Exploitationは、チュニジア国立衛生局(Tunisian National Sanitation Office:ONAS)と契約締結し、同国チュニスから170キロメートル離れたMonastir Tehnopole繊維研磨工業団地に排水処理施設を設計、建設する。また、下水汚泥を回収し排水を廃棄する。同施設の排水処理能力は1日当たり6000立方メートルであり。OTV Exploitationは、コンソーシアムリーダーであるオーストリア企業GIS Aqua Austria GmbHと、チュニジア企業Bouzguenda Frères Bâtiments et Travaux Publicsと共同で行う。 |
11月7日 | Veolia Water Technologies China Industrialは、Danone Nutricia(Nutricia Pharmaceutical Co.)と新規契約を締結し、自社WuxiプラントへVeoliaが保有する一連の関連技術を導入する。多媒体ろ過器、柔軟剤、活性炭ろ過器、CEDI(continuous electrodeionisation)技術を逆浸透法へ統合、導入することで、Wuxiプラントの水浄化能力を最大88%向上させることができるほか、年間85000立方メートルの水消費量を削減する。 |
11月14日 | 仏国バルドアーズ東部の中心都市と33箇所の周辺自治体にて構成される水管理協会SIAH(The Le Croult and Le Petit Rosne valleys (Val d’Oise) intermunicipal association for water management)は、Veoliaと締結した既存契約を延長し、Bonneuil-en-France排水処理施設の更新、処理能力を拡大すると発表した。同施設の処理能力の拡大により、下水処理が可能となる対象人口は現行の35万人から50万人へ引き上げられる。2022年に施設の拡張を目指す。 |
出所:Veolia Water HPおよびその他資料を基に作成