現在デンマークでは、飲み水の農薬残留について35種類の物質がテストされているが、飲み水におけるデスフェニル-クロリダゾン(desphenyl-chloridazon)の制限値が超えているという報告がもたらされたことから、水質委員団が会合を開いた。その結果、環境庁は今後、デスフェニル-クロリダゾンもテスト項目に追加することを決定した。「幸い、健康被害はもたらされていませんが、飲み水中に発見されたということは、私たちが思っていた以上にこの物質が蔓延している可能性があります。そのため、このテストを必須とすることにしました」と環境庁の担当者はコメントしている。
クロリダゾンはデンマークで1996年に廃止されるまで除草剤などに使われており、デスフェニル-クロリダゾンはそこに起因する。水質委員団はまた、飲み水の検査において他にもテストされるべき物質があるかどうかを評価するチームを発足させた。