パラグアイの上下水会社ESSAP、2030年までに60億米ドル投資すると発表

パラグアイRDN紙の2018年12月19日の情報によると、パラグアイの上下水公社ESSAP総裁が、現政権中に着手する政府の開発計画に、公共事業・通信省と共に2030年までに60億米ドル投資すると述べた。この開発計画は、全国レベルで40%に満たない上水普及率と下水処理普及率を100%とすることを目指すもので、下水処理を全国に普及させて、汚水の50%を水源に直接排水しないように処理することを目標とする。これらは2030年までに完了させ、必要な投資は、民間企業や国際機関、公共事業・通信省から調達する。

一方すでに公共事業・通信省が、老朽化した5万メートルの下水管交換の契約を進めているが、ESSAP総裁によれば老朽化した下水管は合計16万メートルあり、さらに10万メートルの交換が必要となっている。また総裁は、アスンシオン北部、バラデロ地区、サンロレンソ市の三ヶ所で汚水処理プラントを建設中で、アスンシオン北部のプラント建設に伴って住居移転が強いられた住民に供与される96戸の住居の開所式が、12月22日に行われると述べている。

なおESSAPのサイトによれば、パラグアイの上水普及率は都市部で80%、農村部で49%、サービスを改善するには30万メートルの水道管の交換が必要となっている。また下水処理普及率は、首都のアスンシオン都市部でも普及率は33%で、処理されて川に排水される汚水はわずか11%となっている。ESSAPが作成した下水道及び汚水処理マスタープランでは、以下のプロジェクトが計画及び実行中となっている。

  • アスンシオン市やサンロレンソ市、ルケ市など、すでにある程度下水道が普及している都市での既存の下水道の修復。
  • 主要都市の下水道を拡張させるための新しい下水道の建設。
  • ベジャビスタ及びバラデロ水域や、サンロレンソ市、ランバレ市、ルケ市、マリアノ・ロケ・アロンソ氏などの新しい汚水処理プラントの建設。

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