海南省、汚水処理費徴収を全面的に実施、全国レベルに引き上げへ

エコロジー省としての形を全面的に整え、省エネ・排出削減、水質汚染防止を促進するため、海南省政府はこのほど「都市汚水処理費徴収により都市汚水処理事業の発展を促進することについての通知」を公布した。

「通知」では、海南省都市汚水処理費徴収システムを整備し、徐々に汚水処理費を高くし、3年以内に、汚水パイプ網と汚水処理施設の運営維持コストをまかないし、更に合理的利益が確保できる水準にすることを決めている。2008年10月1日からは、省内の市・県政府所在地都市、経済開発区のすべてで汚水処理費徴収を開始し、徐々に徴収範囲を拡大する。

 

汚水処理施設の正常な運営をするために、2011年12月までに、各市・各県の各種汚水処理費平均で0.80元/立法メートル以上(約12円/立法メートル)にし、全体として全国平均の水準にする。

都市汚水処理費徴収の管理を強化し、いかなる部門も汚水処理費を減額あるいは免除(減免)してはならない。生活保護対象の都市住民については、適度な補助を与えるが、補助は最高で0.20元/立法メートル(約3円/立法メートル)を超えてはならない。