Veolia Water Japanは、2012年2月15に、広島と京都における2つの処理施設の運営およびメンテナンス(O&M:Operations and Maintenance)に関する権利の入札に成功したことをプレスリリースにて発表し、日本での地位を強化したことを強調した。同社は日本で公共サービスのコンセッション契約を請け負売っている唯一の外資系民間企業であり、2002年から日本で事業を展開している。広島では2006年から、京都では2009年からそれぞれ運営を開始しており、前者では改めて4年にわたり64万9000人の人々に、後者では3年にわたり5万1000人の人々に下水道サービスを提供する契約更改を行った。さらに、四国地方南部の松山では、上水道を含む水処理施設全体のO&Mの5年契約に成功した。日本における当該分野での契約は、Veolia Japanにとっては初である。
上記3つの契約は売上合計で4900万ユーロ(約50億円)におよび、それぞれ2012年の第2四半期から運営を開始する予定である。
Veolia Water CEO Jean-Michel Herrewyn の話
このたび、クライアントのニーズや順守が困難な厳しい地方条例(特に環境面に関して)に合せて、O&Mソリューションを創造する能力、また常にサービスを改善し続ける弊社の活力が評価され、広島や京都といった日本の象徴的な2つの都市から信用を、さらに松山での新たな権利も勝ち取ることができた。今後は、官民パートナーシップ(PPP:Public Private Partnership)市場が開拓され始めている国においても新たな市場を得つつ、同時に日本における地位も築き上げていく。
Veolia Water Japanは約3000人の従業員を雇用し、過去10年にわたり多くの成功をおさめてきた。同社は、地方自治体や法人客向けに、上下水道処理施設や管路ネットワークの設計、運営、メンテナンスからカスタマーサービスマネジメントに至るまで、広範囲にわたるソリューションを日本で提供している。