スペインの農業食糧環境省(MAGRAMA)が環境関連の事務手続きの迅速化と簡略化を目指した勅令を承認した。同勅令により改正されたのは、水質法、廃棄物・汚染土壌法および自然遺産・生物多様性保護法の一部である。水質法に関して改正された主な部分は以下の通り。
水質法
- EUの水枠組み指令を取り入れ、地下水とその水質を規制。
- 地下水域に生じる問題を迅速に解決するための制度を構築する。
- MAGRAMAに違反時の処罰についてさらなる権限を与える。
(軽度の過失への罰金は最大1万ユーロ、重大の過失は最大100万ユーロ) - 国境をまたがる河川の水質管理の原則を強化。
- 水の私的利用権から認可制度への転換(干ばつなどの非常事態に備えるため)。