食品、水及び消費者向け製品業界向けに人の健康と環境を保護する目的で製品の規格を作成したり製品の試験及び認証を行なっている国際的な第三者認証機関であるNSF Internatinalは2013年1月、圧力配管設備の修復のために使用されるエポキシコーティング材に関する米国試験材料協会(ASTM)の性能規格ASTM2831と、飲料水に接触する装置、機器及び材料のすべてに関して国家が承認した健康影響規格NSF/ANSI61の2つの規格に関して認証業務を行なっていることを明らかにした。
認証されたエポキシコーティング材を利用して配管修復作業を行なうことによって、そうした作業に従事してきた自治体、建設工事業者、配管工、および住宅所有者などにとって、従来の配管の交換作業で費やされた大きなコストや多くの時間、そして破裂などの損害が軽減されることとなる。
このNSF/ANSI61規格認証に加えて、NSF InternationalがASTM2831規格に対して認証した最初のエポキシコーティング材が「CuraFlo’s CuraPoxy LS Coating」という材料である。
NSFが公表した地上用地熱配管設備の規格の内容
このエポキシコーティング材への健康影響規格と性能規格の両方で認証が与えられれば、配管工、建設業者及び地方自治体の上水及び配水施設にとって、コーティング材「CuraFlo’s CuraPoxy LS Coating」で水質を悪化させることなく配管を効果的にコーティングし、密閉し、修復できることが保証されることとなる。
NSF Internationalのプラスチック配管工事認証プログラム担当のゼネラルマネージャーであるNasrin Kashefi氏はこの認証が開始されたことについて、「エポキシコーティング材は配管の交換作業をせずに業者が修復できる代替方法として飲料水の配水インフラをメンテナンスする上で重要なツールとなっている。同時に、これは住宅所有者や自治体の水道事業部門にとっても経済的な代替方式として歓迎されている」と述べている。