Suez Environnement、水サイクル事業のノウハウ提供でアゼルバイジャンと契約

仏Suez Environnement社は2014年5月13日付のプレスリリースで、アゼルバイジャン水道公社(AZERSU)と5年間の戦略的パートナーシップ契約を2,250万ユーロで締結したことを発表した。Suez Environnement社は同契約のもとで、AZERSUの管理職4,500名に水サイクル事業全体のノウハウを提供し、人材育成を支援する。
Suez Environnement社のJean-Louis Chaussade最高経営責任者とAZERSUのGorkhmaz Huseynov総裁による調印式はアゼルバイジャンの首都バクーで行われ、両国の大統領も臨席した。
現在、アゼルバイジャンは国を挙げて上下水道インフラ改善プログラムを推進しており、今般の契約もその一環である。Suez Environnement社のChaussade最高経営責任者は契約締結に際して、「当社は、水と廃棄物の分野でのノウハウの移譲において長年の経験を有している。給水・浄水サービスの質の改善に向けたAZERSUの取り組みはアゼルバイジャンの国民の利益となるもので、協力できることを喜ばしく思う」とコメントしている。
今般の契約は両国の協力の端緒をなすもので、今後、炭化水素で汚染された土壌の浄化等の分野でも広範な協力関係が構築される可能性がある。

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