サウジアラビアの海水淡水化公団(SWCC)と韓国のGlobal MVP(GMVP)はこのほど、最新の淡水化技術の共有に関して覚書を交わした。この覚書の調印式は、リヤドでひらかれた第10回サウジ水・電力フォーラムに合わせておこなわれ、SWCC傘下の淡水化技術研究所(DTRI)のIbrahim Al-Tisan所長と、GMVPのKim Seung-hyun取締役が署名した。
Al-Tisan所長はArab News紙の取材に応えて、今回の覚書の目的はSWCCとGMVPの相互協力の枠組をつくることにあり、両者は知識の交換と技術移転をめざしていると述べ、さらにつぎのように語った。「この覚書にもとづき、われわれはGMVPと協力して、海水を飲み水に変える将来の技術を共有していく」Al-Tisan所長はさらに、革新的技術の協力分野として、膜蒸留、浸透圧発電、有価資源回収技術などを挙げた。