2016年3月22日の世界・水の日にあたってGEは、持続可能な水の未来を科学技術によって構築するためのホワイトハウス水サミットに参加した。複雑で困難な世界の水問題に革新的なソリューションで取り組んでいるGEは、このサミットで、向こう10年間に向けての4つの約束を発表した。
ホワイトハウスがこの水サミットを開催したのは、アメリカにおける水問題とそれに対して考えられているソリューションの認知度を高めるとともに、革新的な科学技術による持続可能で確実な水の未来の構築に向けたアイディアと行動をうながすためである。このイベントに参加したGEは、持続可能な水の未来を築くのに寄与する4つの約束をおこなった。
- GEは、世界で最大級の水および廃水の問題を解決するため、向こう10年間に5億ドル(約540億円)を超える資金を研究開発に投入し、水、廃水、および水再利用の先進技術分野での革新と、専門性およびグローバルな対応能力の強化に努める。
- 上水、廃水、水再利用、淡水化などの分野におけるGEの先進的水処理技術は、顧客らが1日に30億ガロンを超える水を処理するのに役立ってきた。GEは、顧客らの1日あたりの水処理能力を、向こう10年間に70億ガロンを超えるところまで引き上げたいと考えている。これは、世界中のコミュニティや企業にきれいな水を確実に供給するのに役立つだろう。
- GEは、事業を展開している地域のコミュニティをさらに支援すべく、全世界における自社の淡水消費量の削減に努めており、環境戦略であるEcomaginationの一環として、淡水の使用量を2006年からこれまでに42%削減した。GEはこれをさらに進めていく。すなわち、淡水消費量を2020年までに2011年比でさらに20%削減する。これは、年間の水使用量を18億ガロン削減することに相当する。
- GE財団は、地域の診療所や産院が安全な水へのアクセスを確保できるよう、小規模浄水ユニットの設計、設置、および操作訓練を支援するプログラムに470万ドル(約5億1000万円)を超える資金を提供してきた。こうしたプログラムにより、向こう10年間にルワンダ、ガーナ、ウガンダ、カンボジア、およびホンジュラスの支援対象医療施設において30億ガロンを超える浄水を提供することができる見込みである。中低所得国において、GEはエモリー大学、人道支援団体のAssist International、GEの水ビジネス部門、およびユニセフと連携してこうした支援活動をおこなっている。