米EPA、PFAS行動計画を公表

米環境保護庁(EPA)は2019年2月14日、「EPAのペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物(PFAS類)行動計画」(以下、PFAS行動計画)を公表した。これは、PFAS類による汚染問題への連邦政府の総合的取組としては初のものである。この行動計画は、EPAがPFAS問題に取り組むための「EPA優先アクション」、「短期アクション」、および「長期アクション」を示している。

EPA優先アクション

PFAS行動計画が示すさまざまなアクションのうち、「EPA優先アクション」とされているのは以下の5項目である。このなかには、取組がすでにはじまっているものもある。

  • PFAS類のなかで環境中に最も多く存在するペルフルオロオクタン酸(PFOA)とペルフルオロオクタンスルホン酸塩(PFOS)について、飲料水中の最大許容濃度(MCL)を定めるなどの規制措置を講じる。そのための規則案を2019年内に提示して意見募集をおこなう。
  • PFOAとPFOSを包括的環境対策補償責任法(CERCLA、通称スーパーファンド法)の対象となる有害物質に指定する。
  • PFOAとPFOSに汚染されたサイトの地下水を浄化するため、暫定浄化勧告をおこなう。
  • PFOAの代替物質であるGenX化学物質、およびPFOSの代替物質であるペルフルオロブタンスルホン酸(PFBS)の毒性評価案を最終決定するとともに、同じく有機フッ素化合物であるPFBA、PFHxA、PFHxS、PFNA、およびPFDAの毒性値を求める。
  • 改正有害物質規制法(改正TSCA)にもとづいて新規PFAS類を審査し、それら物質について重要新規利用規則(SNUR)案を策定する。

PFAS行動計画の本文は以下のURLで読むことができる。
https://www.epa.gov/sites/production/files/2019-02/documents/pfas_action_plan_021319_508compliant_1.pdf

タグ「, 」の記事:

2020年5月9日
米カリフォルニア州政府、飲料水中の六価クロムの新汚染基準策定に向けたワークショップを開催
2020年3月24日
米EPA、飲料水中のPFOAとPFOSの規制を予備決定
2020年3月23日
中国水利部、「2020年水土保全業務要点」を発表――生産や建設における水土保全関連法規への違反行為を厳しく処罰し、「ブラックリスト」に加えるなど信用管理を実施
2020年2月23日
米州水規制規制機関協会ADERASA、上下水法規に関する第12回イベロアメリカ・フォーラム開催
2020年2月1日
ブラジル・リオデジャネイロの上下水会社CEDAEの飲料水の水質問題で、民営化プロセスが困難になる可能性あり