Siemens Water Technologiesはこのほど、海上油ガス田向けのセカンド・パス逆浸透(RO)浄水システムの販売を開始した。逆浸透とは、廃水または塩水に圧力をかけて半透膜を透過させることで純水を生産するプロセスをいう。
この新製品は、海上のプラットフォーム上や掘削リグ上で使えるため、高水質の水を陸上から遠く離れた現場で生産することができる。こうして海上の現場で造水すれば、高価な輸送コストが不要になるほか、造水量を必要に応じて調整することも可能になるとSiemensはいっている。
同社によれば、この新浄水システムが海上施設用に売り出されたのは、コンパクトなシングル・スキッド・タイプのため、設置が容易だというのも理由のひとつである。