2009年5月13日、シカゴ市議会は、プラスチック硬化剤である化学物質ビスフェノールA(BPA)を用いて製造された哺乳瓶と蓋付マグカップ(マグマグ)の市内での販売を禁止する条例を賛成48-反対0で採択した。今回の条例は、2010年1月に施行される。なお、アメリカの都市としては初めての取り組みである。
シカゴ当局者は、連邦当局が何ら対応策を取らないがために、この条例を通過させる必要があったと述べている。一方で、全米食品医薬品局(FDA)は、BPAの安全性を評価していると今年の初めに発表している。
BPAは、ポリカーボネートを使用したペットボトルや食品容器の製造、およびポリ塩化ビニル製水道管の製造に使われている。