パキスタン環境省、飲料水水質基準を策定――近く公布、施行へ

パキスタン環境省は、飲料水の水質基準策定作業を終了した。水質基準は、まもなく公布、施行される予定である。しかしながら、同国では環境大臣が辞任し、現在そのポストが空白であるために、基準の公布に遅れが生じている。

この水質基準は、2009年9月に内閣によって承認された“国家飲料水政策(National Drinking Water Policy)”に基づいて策定された。基準策定は、様々なステークホルダーが関与して行われた。施行後、同基準は、パキスタン全土で適用されることになる。

また環境省は、現在、国家飲料水政策を実施するための行動計画を策定しており、州政府も同様の計画を策定している。政府担当者によると、行動計画には、飲料水の水質状況のモニタリングや定期的な浄水データ報告、水インフラ設備の改善等が含まれるという。同担当者は、行動計画の最優先事項は、飲料水中に含まれる汚染物質の量を許容範囲内に抑えることであるとも付け加えている。

国家飲料水政策(National Drinking Water Policy)へのアクセスは、以下URLより。
http://www.environment.gov.pk/NEP/DWPolicyOct2009.pdf

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