Nestlé Waters、ペットボトル飲料水の製造業者にその産地と水質などの公表を求める法案を支持

ペットボトル入り飲料水の最大手Nestlé Waters North Americaは2009年12月8日のプレスリリースのなかで、ニュージャージー州選出のFrank Lautenberg米国上院議員がすべてのペットボトル入り飲料水の製造業者に使用している水の産地と水質試験結果の公表を義務付ける連邦基準を求めていることを支持すると発表した。

Lautenberg上院議員の事務所の12月8日のプレスリリースによると、同議員はこの日、消費者が飲んでいるペットボトル入り飲料水の産地と水質、さらにそのボトルの製造と処分が環境に及ぼす影響等に関する情報を消費者に提供するよう求める法案を提出した。同議員は、飲料水の監視に関する上院環境・公共工事委員会の公聴会のなかでこの法案を提出した。

Lautenberg議員によれば、「米国民は、飲んでいる水に何が入っているか知る権利がある。ペットボトル入り飲料水は、われわれの文化の重要な一部になっているので、一般の人々は、それがどこから来ているのかということやどのように扱われているかということを知る権利がある。この法案は、人々が確実にその情報を得られるようにするものである。」

Nestlé Watersは、生産量と売上高で世界最大のペットボトル入り飲料水の製造業者の1つである。ブランドとしては、Poland SpringTM Natural Spring Water、Deer ParkTM Natural Spring Water、ArrowheadTM Mountain Spring Water、NestléTM Pure LifeTMがある。

同社は、ボトルのラベルやオンラインで水の出どころを特定し、同社のブランドすべての品質報告書を公表し、さらに電話番号とインターネットのURLを製品のラベルに記載して消費者が同社の水の出どころと品質報告書に関する情報にアクセスできるようにしていると述べている。品質報告書は、公共上水道事業者が発表しているものに匹敵するもので、利害関係のない認定試験室による試験結果に基づいて作成されている。

米国食品医薬品局(FDA)は、ペットボトル入り飲料水の安全性を監督する責任を有している。この飲料水は、幼児用特殊調製粉乳や魚介類といったほかの食品と同様、安全で衛生的な方法で加工、包装、輸送、保管されなければならないし、またそのボトルには正直かつ正確にラベルをつけなければならない。ペットボトル入り飲料水は、その加工やラベル付けに関するFDAの実施要領があるので、もっともよく規制されている食品の1つである。

Nestlé Watersのプレスリリースによると、国際ペットボトル入り飲料水協会(IBWA)は、会員に使用している水の内容物についての情報を公表するよう勧めており、すべてのIBWAの会員のブランドについての連絡先と水質の情報を協会のウェブサイトで提供している。

IBWAは、FDAにすべてのペットボトル入り飲料水のラベルにそこに記載されていない情報について消費者が製造業者に連絡できる電話番号を記載することを義務付けるように請願した。

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