217年5月31日、ブラジル下院の環境・持続可能な開発委員会で、家電や衛生機器の水消費効率ラベルである「Selo Pró-Água」を制定する法案PL2049/15が承認された。同法案は、2015年6月23日にMarcos Abrão議員により起案され、後に、施行規則で定めるような詳細な規定が多いとして、Daniel Coelho議員により改定された。法案PL2049/15の概要は以下の通りである。
- 国家環境制度(Sisnama)と国家工業度量衡・品質規格制度(Sinmetro)が管轄し、Selo Pró-Águaの技術規格を策定する。規格を策定する際には、30日以上の意見公募に掛ける。
- 家電や衛生機器の製造事業者や輸入事業者は、各製品について定められた水の最大消費量を順守しなければならい。
- Selo Pró-Águaを、規格に定められた位置とサイズに従い対象製品の包装材に貼付しなければならい。
- Selo Pró-Águaの規格の発効後、同規格を順守していない製品は、製造事業者および輸入事業者が90日以内に市場から回収しなければならい。
- Selo Pró-Águaの規格発効後90日以降、製造事業者および輸入事業者は、本法に基づき、販売した製品台数分の金額の100%までの罰金が科される。
法案PL2049/15は消費者保護委員会で否決された。これから経済発展・産業・貿易及びサービス委員会、並びに憲法・司法・市民権委員会で審議され、近く本会議にて評決される。
法案PL2049/15は以下で参照可能(ポルトガル語)。
http://www.camara.gov.br/proposicoesWeb/prop_mostrarintegra?codteor=1577040&filename=Tramitacao-SBT-A+1+CMADS+%3D%3E+PL+2049/2015