中国住宅城郷建設部、強制国家標準(GB)「非鉄金属企業節水設計標準」を公表し意見募集を開始――廃水の処理や雨水利用など節水関連条件について規定

中国住宅城郷建設部は2018年7月19日に「非鉄金属企業節水設計標準」(意見募集稿)(以下、標準)を公表し、8月31日まで意見募集を実施している。2016年の「住宅城郷建設部の2017年工程建設標準規範制定・改正及び関連事業計画に関する通知」の発表により、強制国家標準「非鉄金属企業節水設計標準」の編成がスタート。同標準の作成は中国有色工程有限公司及び中国恩英工程技術有限公司が中心となって行われた。

同「標準」は総則、用語、基本規定、生産工程用水要求、給排水システム、廃水処理と総合利用、雨水収集と利用、監視測定と制御、浸透と漏えい防止などの内容で構成される。標準の中に、太字の部分が強制的要求と示され、厳格に施行しなければならないという。

強制的要求について、具体的に、第3章「基本規定」では、新規建設、拡張または改築事業を行う非鉄金属企業は国家、地方および業界の汚染物排出基準を遵守しなければならない。基準未達成廃水の排出を固く禁じると強調している。

第4章では、汎用設備の冷却水は循環利用すべきであると規定。同標準の説明によれば、汎用設備とは粉砕機、ミル、ブロワー、空気圧縮機、高温ファン、ガスタービン等を指す。
第5章の5.3では、生産工程設備の冷却水は水質別で供給すべきであると規定。同標準の説明によれば、非鉄金属精錬の冷却水は‘清’循環システムと‘濁’循環システムに分けられるべきである。‘清’循環システムは間接冷却方式で、ブロワーや空気圧縮機などの冷却水を指す;‘濁’循環システムは直接冷却方式で、銅精錬のスラッグ徐冷プロセス用冷却水などを指す。水質別で給水することで浪費とロスを抑制することが可能。

また、廃水処理技術について、同標準の説明では、物理化学法、化学法、生物法、膜分離法、蒸発・結晶法など各種処理法の応用と効果に関する分析が添付され、標準本文には各工程に適用可能な技術が明示されている。

「非鉄金属企業節水設計標準」(意見募集稿)の原文は、下記のURLよりダンロード可能である(中国語:簡体字)。
http://www.mohurd.gov.cn/wjfb/201807/W020180720050924.pdf

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