インドネシア、省エネおよび節水に関する大統領指令を公布――政府機関に対して、20%の節電および10%の節水を求める

インドネシア共和国大統領は、2011年8月24日、“2011年省エネと節水に関するインドネシア共和国大統領指令第13号”を公布した。“2008年省エネと節水に関する大統領指令第2号”に置き換わる本指令の目的は、政府組織の省エネ・節水に向けた取り組みを推進、向上させるとともに、エネルギーと水の適正な利用を促進することである。

本指令は、国有事業体(BUMN)および地方所有事業体(BUMD)に対して、省エネ・節水措置を講じるよう求めている(第1条)。各政府機関は、指令公布前6ヵ月間と比較して、電力使用量を20%、また水消費量を10%節約することが求められる(第2条)。加えて、省エネと節水の実施状況を監視するため、各政府機関内で責任グループを結成しなければならない(第3条)。州知事/県知事および市長は、政策に従って、省エネ・節水プログラムや活動を実施することが要求される(第4条)。

また、本指令は、省エネと節水の国家政策の最善の効果を得るために、各省庁の大臣をメンバーとする省エネ・節水国家委員会を組織することも規定している。

上述の大統領指令2011年第13号は、以下のURLよりダウンロードできる。
http://sipuu.setkab.go.id/PUUdoc/17264/Inpres0132011.pdf

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